ピスタチオスイーツの人気にのって、近年注目のナッツがピスタチオ。
ピスタチオといえば、世界的にも有名なピスタチオの産地がイタリアにあるのをご存じですか?
南イタリア・シチリア島、エトナ火山の甍にある小さな町ブロンテです。
産地ならではのピスタチオのおいしい食べ方があるのでは?
という期待と好奇心でブロンテを訪問、2泊3日を過ごしました。
ということで、本記事ではピスタチオの産地で食べた「ピスタチオ入り食べもの」をまるっと公開します。
意外な食べものにもピスタチオが使われていました
- ピスタチオが好き♡ピスタチオスイーツが好き
- イタリアのご当地グルメに興味がある
- 産地ならではの「ピスタチオの食べ方」が知りたい
- ピスタチオの町へのアクセスとホテル情報を知りたい
ピスタチオの生産者ファミリー宅でのバーベキューランチにもお邪魔しました。
世界的ピスタチオの名産地で、ピスタチオのおいしい食べ方をみつけてください!
ミエッタです。
「伊・食・旅」をテーマに情報発信しています。
- 乗務歴20年2ヶ月の元国際線CA
- 日本とイタリアをもっと自由に行き来したくて早期退職
- イタリア在住経験あり
【ピスタチオの町】南イタリア・シチリア島のブロンテ
ブロンテといえばピスタチオ。
町の案内地図には「ピスタチオの町」の文字も発見しました!
カターニア Cataniaからブロンテ Bronteへの行き方
- バスを利用(片道所要時間:約1時間~)
- レンタカー利用(片道所要時間:約1時間弱)
バスは本数が限られていることも多いため、いい時間にバスがあるか?をよく調べてから、旅行計画を立ててくださいね。
▶ Omio【公式】:ヨーロッパ格安乗車券検索サイトでバスの時間を検索して調べる
町の靴屋のショーウィンドウでは、本物のピスタチオで飾られたブーツやローラースケートも見つけました。↓
ピスタチオ好きなら、一度は訪れてほしい町
【ピスタチオ尽くし】ブロンテの宿泊ホテルで食べたお料理
ブロンテでは、町の中心から車で10分足らずの距離にあるラ フィチーナ ディ ヴルカーノに宿泊しました。
窓から雄大なエトナ山が見える、静かなホテルです。
眺めは最高にいいのですが、夜にわざわざ外食するのが少し面倒なロケーション。
地元の人が「ここはホテル食がおいしいよ」と教えてくれたので、夕食は迷わずホテル内のリストランテを予約しました。
おすすめはピスタチオ料理!
ホテル内リストランテでの晩餐メニュー
夕食でパスタに選んだのは、ピスタチオのパスタ。
ピスタチオのソースがふんだんに使われた、贅沢なお味でした。
食後のデザートには、帽子をかぶったピスタチオのジェラート+チョコレートソースがけ。
ホテル併設のリストランテは部屋にもすぐ戻れるし、落ち着いて食事ができてよかったです。
個人的にはピスタチオのパスタが気に入りました
ホテルで食べた朝食もピスタチオ
期待が高まるホテルの朝食では、シチリア定番のジェラートが登場しました。
シチリアでは朝食や間食に、ジェラートをブリオッシュと呼ばれるパンにはさんで食べます。
ジェラートのサンドイッチだよ
ジェラートはもちろんピスタチオ味。
パンと食べるジェラートは、もう立派な食事ですよね。
冷たいジェラートとパンの食べ合わせ♡くせになりそう..
シチリア式のブリオッシュ コン ジェラート、ぜひ一度は食べてみてください。
さて次に運ばれてきたのは、手作り風の素朴なケーキ。
イタリア人は朝食に甘いものを好んで食べます。
ブロンテのホテルでの朝食は、イタリア人流にピスタチオをふんだんに使った「甘い朝食」となりました♪
頼んだらおかわりも持ってきてもらえます。
甘さひかえめピスタチオケーキがとくにおいしかった!
ピスタチオを贅沢に使ったお料理の数々に大満足した、ホテル併設リストランテでした。
なお宿泊者は駐車場が無料で利用可能。
シチリア島をレンタカーで周遊し、ピスタチオの町ブロンテで泊まる人におすすめできるホテルです。
ラ フィチーナ ディ ヴルカーノ宿泊予約ページはこちらから
ブロンテで宿泊したピスタチオの町のバーベキューランチ【生産者ファミリー訪問】
ブロンテでは、ピスタチオ生産者ファミリーのバーベキューランチにもお邪魔しました。
【バーベキューの前に】ブロンテのお肉屋さんへ買い出し
バーベキューの主役であるお肉を買うところから、バーベキューランチは始まります。
ブロンテ旧市街にあるお肉屋さんで、ステーキ肉を豪快にカットしてもらいました。
お肉の隣には、なぜかピスタチオが入った容器が置かれていました。
ピスタチオ?なんでこんなところにあるのだろう…
お肉屋さんでは、自家製の長~いソーセージも買いました。
ピスタチオ入りの生ソーセージだよ!
バーベキューランチがスタート
長いソーセージは、ぐるぐる巻きの形にしてグリルします。
シチリア島では、ぐるぐるソーセージはバーベキューの定番!
ピスタチオ入りのソーセージが焼けました
野外で食べるぐるぐるソーセージは最高!
ピスタチオの産地ブロンテならではのおもてなしだね!
ほかにもピスタチオをつかったお料理がテーブルに並びました。
ピスタチオのパスタをここでも発見!ブロンテのおふくろの味的な料理だそうです。
ピスタチオ好きなので、これまでもピスタチオのパスタは食べたことはありました。
でもブロンテで食べるピスタチオのパスタは、なにかが違う気がします。
産地で食べるピスタチオ料理は格別!
バーベキューランチを締めくくるデザートも、もちろんピスタチオ♡
おばあちゃんが朝から焼いてくれた ピスタチオのケーキです。
ケーキカットが終わり、見るとケーキの中までピスタチオが入っていました
テーブルの上にはピスタチオクリームの瓶が置かれていて……
ピスタチオクリームはケーキに塗って、食べるみたいです。
ピスタチオ生産者ファミリーのみなさん、ごちそうさまでした!
ブロンテで外せない!ピスタチオ味のB級グルメ
ブロンテでは、初めてピスタチオのピザを食べました。
これがなかなかおいしくて♡
ピスタチオは高価なのでイタリアでもピスタチオのピザはあまり見かけませんが、もしメニューで見つけたらぜひ食べてみてください。
B級グルメつながりでもうふたつ。
ブロンテで開催された ピスタチオ祭りへ行ったときに立ち食いした ピスタチオ味のアランチーノです。
ご飯に混ざったピスタチオとチーズが中に入っていたよ
ピスタチオって、いろんな料理に使えるんだね
ブロンテのピスタチオ祭りでは、ピスタチオ味のカンノーロも食べました。
ブロンテ近郊の都市カターニアで食べたピスタチオ味のカンノーロよりも、ピスタチオがたくさんかかっていました。
さすがピスタチオの町だね!
カンノーロもアランチーノも、シチリア南東部ではポピュラーなストリートフードです。
小腹がすいたときにサクッと食べてみてくださいね。
ピスタチオの町のバールで朝食【朝の定番】
ブロンテ出発の朝は、町中のパスティッチェリア(ケーキ屋さん)でふたたび「甘い朝食」を食べました。
注文したのはカプチーノと ピスタチオのジェラート。
ジェラートを頼むと、ブリオッシュ(ジェラートをはさむためのパン)が自動的に出てきました。
ブリオッシュ コン ジェラート!
もはやブロンテの朝食の定番だね
イタリア・シチリア産のピスタチオ製品【日本でも買える】
ピスタチオを使ったお料理やスイーツを日本でも食べたいなぁ
シチリア産のピスタチオ製品を使って、日本で再現できる味もあります。
おすすめの食べ方の中から 気になる味があれば、ぜひ作ってみてください。
わたしもストックして使っているピスタチオ製品を紹介します♡
【パンに塗っておいしい】ピスタチオ入りクリーム(砂糖入り)
バーベキューのときに、ケーキに塗って食べてましたね。
ケーキやクッキーなどの生地に混ぜ込んで使うこともできます。
パンに塗って食べるのもおすすめ
\甘いピスタチオクリーム/
【パスタソースとしても】ピスタチオペースト(砂糖不使用)
甘み加減を自分で調節したいときには、砂糖が入っていないものを選ぶといいです。
砂糖不使用ピスタチオベーストは、ピスタチオパスタのソースにも使います。
ピスタチオのソースをからめたパスタはイタリアで人気♪
(わたしも好きです!)
原材料が100%ブロンテ産ピスタチオのみという、贅沢な濃厚ピスタチオペーストがおすすめです。
\筆者いちおしピスタチオペースト/
【常備すると便利】ピスタチオパウダー
ピスタチオパウダーは、食糧棚に常備しているほどよく使う食材。
ブロンテでも、ケーキやジェラートのトッピングに使われていましたね。
パルミジャーノチーズの代わりとして、パスタにピスタチオパウダーをかけることもあります。
できあがったパスタにピスタチオパウダーをかけることを教えてくれたのは、シチリア出身の友人。
彼女はトマトソースのパスタにも、ピスタチオパウダーをかけていました!
パスタにピスタチオのコクが加わり、味に深みが加わります
\工夫次第で使い道がひろがる/
【食感のよさがクセになる】ピスタチオダイズ
ピスタチオナッツの食感も楽しめるのが、ピスタチオをダイズ状にカットした ピスタチオダイズ(粗刻み)。
ピスタチオパウダーと同じく、スイーツやお料理のトッピングに使うことが多い便利な食材です。
パスタやサラダにトッピングしてもおいしいよ◎
\食感とナッティーな風味が味のアクセントに/
【このまま食べてもおいしい】ホールピスタチオ
世界的にも名高いブロンテ産ピスタチオ
ピスタチオを使ったお料理やスイーツの上に皮むきグリーンピスタチオをトッピングすると、視覚的にも映えて食欲がそそられます。
ブロンテでは、ピスタチオ生産者が営む工場も見学しました。
工場で見せてもらった加工前のピスタチオは、まるで宝石のようでした。
\食べるエメラルド・ブロンテ産ピスタチオ/
ピスタチオの町で食べられているご当地ピスタチオグルメ。
おいしく再現できますように!
イタリアでは普通のスーパーでも売られているほど、これらピスタチオ製品は身近な食材として使われています♪
参考記事 イタリアのスーパーで買いたいお土産おすすめ9選【国際線CAにも人気】
【ピスタチオはスイーツだけじゃない】産地でのおいしいサプライズ♡まとめ
本記事では、ピスタチオの町ブロンテで食べた「ピスタチオご当地グルメ」を紹介しました。
印象的だった順にまとめると……
- ぐるぐるソーセージ(ピスタチオ入り)
- ピスタチオのパスタ
- ピスタチオのピザ
- ピスタチオ入りライスコロッケ・アランチーノ
- ピスタチオのジェラート+ブリオッシュの朝食
- ピスタチオ味のカンノーロ
順番をつけるのに悩むほど、どれもおいしかったです♪
ブロンテへ行ったら、また食べたい…
もしブロンテでステイするなら、筆者が宿泊した ラ フィチーナ ディ ヴルカーノがおすすめです。
ホテル併設リストランテで食べたピスタチオ料理にはどれも大満足◎
雄大なエトナ山の眺望に心身リラックスできたホテルステイでした。
▶ ラ フィチーナ ディ ヴルカーノ宿泊予約ページ はこちらから
なお最寄りの観光都市カターニアからブロンテまでは、バスが定期運航しています。
出発地と到着地に「カターニア,イタリア」「Bronte,イタリア」と入力してOmioで検索すると、バスの時間を調べることができるので便利。
バスは本数が限られていることも多いため、いい時間にバスがあるか?をよく調べてから、旅行計画を立ててくださいね。
▶ Omio【公式】:ヨーロッパ格安乗車券検索サイトでバスの時間を調べる
「わざわざピスタチオの町ブロンテまで足をのばせない」という人も、シチリア島を旅していると、ピスタチオ入りの食べものを多く見かけるでしょう。
とくにカターニアをはじめとするシチリア島南東部は、ピスタチオの産地のお膝元。
ピスタチオ味を求めて食べ歩くのも楽しみのひとつです。
胃も心も満たされ、楽しい旅の思い出が増えますように♡
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
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