【1週間の断食道場体験レポート】ファスティングの効果は？意外なメリットも紹介

こんな疑問にお答えします。

本記事では、筆者が実際に断食道場『やすらぎの里』に滞在し、1週間ファスティング（断食）を行った体験をまとめました。

まず結論からいうと、専門家の管理下のもとでダイエットには成功。

ダイエットのほかにもメリットはたくさんあり、貴重な体験もできました。

場所は伊豆高原。

ちょっと旅行にでも行くような気持ちで断食道場へと向かいました。

本記事を読めば、次の旅先の候補として断食道場が加わるかもしれませんよ。

ぜひ最後までご覧くださいね。

断食道場「やすらぎの里」1週間の過ごし方を紹介

断食といっても、7日間まったく何も食べてはいけないということではありません。

1週間のファスティングでの食事

といった感じ。

リバウンドが起きないような食事プログラムとなっています。

初日には入所診断を兼ねた面接があり、

と言われました。

はたして1週間の断食を経て、筆者のカラダはどのような変化を遂げるのでしょうか。

断食道場での1日

まずは、断食道場での1日を紹介！

起床は6時。毎朝6時半から 朝の散歩や目覚めのヨガを行います。

断食期間中（1日目～3日目）の食事は次のとおりです。

これが唯一の栄養補給。

ゆっくりいただいても、1分もかからないうちに終了してしまいます・涙。

>> スムージーについて詳しく知りたい方は「グリーンスムージーについて」の記事もご覧ください。

食事に費やす時間がないと、1日ってこんなにも長かったんだな・・・とも感じました。

施設内にはノンカフェイン茶の入ったポットが置かれていて、これらは何杯でも飲むことができます。

あと、決められた分量に限り、薄めた生姜湯を飲むことも許されていました。

断食プログラムの期間中、治療と呼ばれる施術を毎日受けました。

内容はその日によって変わりますが、アロマや整体マッサージ、鍼灸など。約１時間。

治療以外の時間は、飲食厳禁を守ってれば、基本何をしてもよいとのこと。

施設内には天然温泉があり、入り放題。

しかし断食中は体力が落ちているので、湯船につかる時間は3分までと決められていました。

夜にはヨガや健康講話の時間がありました。こちらは自由参加。

消灯は22時。

規則正しい生活で、体内時計もリセットです。

【1週間のファスティング参加者に聞く】断食道場に来た理由

私が断食道場に滞在していたときは、参加者の8割方が女性。全員ひとりでの参加でした。

意外だったのは、ご一緒した参加者の中に太っている人がひとりもいなかったこと。

期待されるファスティングの効果のなかでもよく知られているのは、以下の2つではないかと思います。

みんなと談話中、1週間を共に過ごしたファスティング仲間に「なぜ断食道場に来ようと思ったのか？」と質問したことがありました。

すると、アトピーや高血圧症などの体質改善が目的という人が大多数だったんです。

ほかにも、こんな興味深い回答もありました。

• 働き続けている内臓や脳をファスティングで休ませ、ホルモンのバランスを整えたい
• カラダを飢餓状態にもっていくと、子孫を残そうとする野生が目覚めるらしく「不妊症改善にも効果的らしいよ」とも

ファスティング仲間たちは、ダイエット以外にもさまざまな理由で断食道場に来ていたようです。

ファスティングのことをもっと知る【おすすめ書籍紹介】

という人におすすめの本を2冊、選りすぐって紹介します。

まずはファスティングのエビデンスをしっかり理解したい人におすすめの本。

2冊目は、筆者がお世話になった断食道場が紹介されている本です。

これを読めば断食道場がなぜ人気なのか、知ることができますよ。

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断食道場「やすらぎの里」での1週間【筆者の体験レポート】

ここからは、実際に断食道場で過ごした1週間をくわしくレポートしていきますね。

ファスティング1日目

初日。伊豆高原駅から迎えの車に乗り、施設へ。

入所診断を受けたあと、さっそくカッピング治療を受けました。

温泉にも入り、足浴で読書をしたりとのんびり～。

夜にはお椀に入ったスープを参加者全員でいただきました。

都会では見られない真っ暗な夜空には、満点の星空と大きな月が輝いていました。

ファスティング2日目

頭ではおいしいものを食べたいと言っていましたが、思っていたより空腹感はなく、むしろカラダはスッキリ軽やか。

治療を受けたり、近所を散歩したりしました。

ファスティング中は、

と聞いてましたが、確かに！

高原の澄んだ空気に、生まれてはじめて「空気がおいしい」と感じました。

夜は参加者全員でヨガをして、温泉に浸かって・・・

これまでの旅とはひとあじもふたあじも違った、カラダとココロと向き合うステイです。

したいように過ごす

前にも書きましたが、断食中は、したいように過ごすのがいちばんと言われていました。

筆者は規則正しい生活をおくり、よく歩き、温泉に1日数回入り・・・

という過ごし方が、いちばん心地よく感じました。

では他のファスティング仲間は何をしていたかというと、

など、各々がしたいように自由に過ごしていました。

ファスティング3日目

さて、ファスティングの山場だった3日目。

さすがにこの日は頭がぼーっとして少しふらついていましたが、お天気がよかったので朝から大室山へ行ってみることに。

午後には自由参加のドライブもあり、もちろん参加しました。

連れて行ってもらった一碧湖では、

と突然のお許しが出て、みんなニコニコしながらジュースを注文。

わたしはヤマモモのジュースをいただきました。

ひとくち口に含んで、びっくり！ジュースの味が濃いんです。

体の末端まで栄養がぐんぐんいきわたるのを体感！急に元気が湧いてきました。

ファスティング4日目～6日目

4日目からは、いよいよ1日2回の回復食がはじまりました。

回復食では、ごはん粒がほとんど入っていない重湯のようなお粥にゴマ塩をかけていただきます。

ゴマ塩がこんなにもおいしかっただなんて！！！

回復食は、三分粥、五分粥、七分粥、・・・と、一食ごとに、徐々にごはん粒が増えていきました。

ファスティング6日目の晩｜6日ぶりの普通食の味は？

ファスティング4日目からゆるやかに始まった1日2回の回復食。

後半戦になると少しづつゴールが見え始め、6日目（断食道場さいごの夜）には、ついに普通食に！

地元の食材でていねいに調理されたお食事を、みんなでいただきました。

という声がどこからともなく聞こえてきて、思わず大きくうなずいた筆者。

自然のもつ味や香りに敏感になったことを、この普通食ディナーでも感じました。

そんな大満足の普通食ディナー、【総カロリーがたったの450カロリー】と、食べ終えてから聞いて驚きました。

心からおいしいと感じながら、感謝して食べることの大切さを実感！

胃もココロも満たされた晩餐でした。

ファスティング7日目｜退所日の朝

いよいよ迎えたファスティング最終日。朝は和朝食をいただきました。

わーい♪ 待ちに待った断食解禁です 

でも、不思議なことに「食への執着」が以前よりも小さくなっていることに気づきました。

と心の中で決めていた駅弁がありました。

それを楽しみにがんばろう！とさえ思っていたにもかかわらず…

結局、駅弁は買わずに列車に乗りました。

胃が小さくなったので、買っても完食する自信はないなと。

ずっと楽しみにしていた駅弁は見ただけでもう満足… 次回の楽しみにとっておきます。

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ファスティング後の身体の変化【退所日の測定結果】

断食道場「やすらぎの里」退所日には、個別面談がありました。

まずは測定結果から。

よく歩いていた割には「たったのこれだけ～？」って感じでしたが、もともと痩せていたので減りが少なかったようです。

驚くべきは、

「やっと実年齢に追いついた」という声もちらほら聞こえたので、体年齢に関してはかなり優秀だったのでは？と思っています◎

元々が最低値だったので変化なしでしたが、ファスティングでは、内臓脂肪減少に効果的とのこと。

初日の面談で「内臓が疲れている」と言われていたのも、ほぼ平均値になりました。

結果がちゃんと数値として表れたのは、かなり嬉しかったです♪

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【ファスティングの壁】空腹感との向き合い方

ファスティング中の空腹感は、3日目がピークでした。

3日目までは、アタマが「食べてないよ～おいしいもの食べたい～」と言ってました。

でも不思議なことに、カラダは、アタマの中ほど空腹を感じてなかったように思います。

ファスティング4日目以降は、

• ゴールが少しづつ見えてきたこと
• 重湯のようなお粥に《ごはん粒》が増えていく楽しみ

も手伝ってか、辛さよりもワクワクが勝りました。

いずれにしても、ほかのファスティング参加者全員が同じようにがんばっていたから1週間続けることができた、と思っています。

【1週間のファスティング】嬉しかった意外な効果ベスト3

1週間のファスティングを終えてみて感じた、意外なメリットベスト3 を紹介します。

五感が冴える体験ができた

伊豆高原ではお天気に恵まれ、毎日よく歩きました。

とにかく断食中は、五感が冴えまくっていました。

鳥の声、風の音、日本の冬の自然…

感受性まで豊かになるのを感じました。

痩せにくいところが痩せた【体形の変化】

ファスティング中は筋肉痛になりやすく、筋肉もつきやすいと聞いていました。

伊豆高原の散歩道は急な坂が多く、普通に歩いているだけでも運動量はかなり多いものだったと思います。

断食中は毎日よく歩いていたので、実際に筆者も筋肉痛になりました。

よく歩いていたにもかかわらず、

退所診断では期待していたほど体重の変化はなく、たったのマイナス2kgという結果だったのは前に書きましたよね。

しかしながら 嬉しい体形の変化がありました。

断食から帰ってしばらくは、会う人みんなに体形の変化を指摘されました。

アタマの中がすっきり！脳をリセットできた

そして、何といっても意外だったファスティング後の効果は…

胃腸など内臓だけでなく、脳も休ませることができたこと　でした。

脳が休息しているのでは？と実感としてわかってきたのが、断食3日目ごろ。

無駄な考え事をしなくなり… というか、できなくなりました。

断食道場でアトピーが治って以来、身体をリセットするために毎年断食に来ているという女性にそんな話をしたら、

「カラダもココロも、アタマも軽くなるから～」とにっこりされました。

情報過多の昨今、わたしたちは毎日の生活の中で脳を酷使しています。

【頭の中が空っぽになる爽快感を得るために断食道場へ定期的に通う】というビジネスマンや経営者の方も少なくないと聞きました。

頭の中がリセットされると、不思議とココロまで整うように感じました◎

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断食道場でカラダもココロも軽快に｜まとめ

本記事で紹介した断食道場は、伊豆高原にある『やすらぎの里』。

早くから満室になるので予約を取りにくいのが唯一残念な点だけど、これも人気の証！

25年以上も前からある断食施設ということもあり、安心して参加することができました。

筆者おすすめのコースは、いちばんスパルタかつ効果的な【1週間の断食プラン】です。

ほかにも【週末の短期プラン】や【養生食コース】など、ゆるやかなコースも選べるので安心してくださいね。

次回の旅先候補のひとつとして、自然豊かな環境でファスティングしながらゆっくり過ごす断食道場を加えてみてはいかがでしょうか。

なお、リピーターの方の話によると、断食プログラムの内容は毎回少しづつ進化しているとのこと。

筆者が体験した断食道場や ファスティングについてもっと知りたい人は、「やすらぎの里」公式サイト（外部リンク）で最新情報をチェックしてみてくださいね。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。