ドライトマトが大好きで、イタリアで自炊するときは現地スーパーでいちばんに購入するほど…
夏の強い日差しとトマト、そして少しの自然塩があれば、自分でもつくれることをイタリア人から教えてもらいました。
夏の太陽が輝き出す猛暑の時期に旬をむかえる真っ赤なトマト。
トマトを育てていると、食べるのが追いつかなくなるのもこの頃です。
7月下旬から8月中旬ごろだね!
そんな時には天日干し!セミドライトマトをつくってみませんか。
- セミドライトマトづくりに使うトマトの選び方
- 旨み凝縮「天日干しセミドライトマト」の作り方と、おいしい食べ方
- 甘くてフルーティーな「半生トマト」の作り方と、おいしい食べ方
- 出来上がったセミドライトマトを保存するための方法2つ
セミドライトマトはオーブン利用でも作ることができますが、わたしは断然天日派♪
真夏の強い日差しを浴び、じっくり時間をかけてできたセミドライトマトはまた格別です。
旨みと酸味がギュッと凝縮
イタリアで教わった作り方はシンプル!ぜひ作ってみてくださいね。
ミエッタです。
「伊・食・旅」をテーマに情報発信しています。
- イタリアで食の旅を続ける元国際線CA
- イタリアの複数機関でオリーブオイルを学び、資格を取得
- ベジフルビューティーアドバイザー
- フードバランスアドバイザー
- はちみつマイスター
セミドライトマトに使うトマトの選び方
天日干しでセミドライトマトを作るときには、適したトマトを選ぶことが大事です。
セミドライトマト作りに適したトマトとは?
- 小さくて水分が少ないトマト
- 水分が少なく肉厚で硬いトマト
チェリートマトやプチトマトのような小さなトマトは水分も早く抜けるので、セミドライトマト作りには適しています。
水分が少なく肉厚で硬いサンマルツァーノ種のトマトも、天日干しに向いています。
南イタリア産のドライトマトは、楕円形の形をしたサンマルツァーノ種のトマトを使っているよ
太陽の恵み!天日干しでセミドライトマトの作り方
セミドライトマトとは、その名の通り完全に乾燥していない、少し柔らかな乾燥トマト。
トマトの旨味がギュッと濃縮され、生のトマトとはまた違った味わいです。
天気予報をチェックし真夏日が3日続きそうな日を選んで、作り始める日を決めましょう。
初日の朝には、トマトの準備をしますよ♪
- まずはよく洗って乾かしたトマトを半分にカットし、カットした面を上にしてザルなどに並べていきます。
- 並べ終えたらトマトのカット面に塩を少しふり、天日干しにします。
天日干しを開始♡
天日干しを丸2日終えた状態
なお写真撮影のために外していますが、天日干し中には網をかぶせるようにしています。
網をかぶせるのは虫よけのため。虫がいない環境なら、網はかぶせなくても大丈夫です。
夜は屋内へ移しましょう
夏の日差しは強烈。
天日干しで日光浴をしているトマトを触るとジリジリ熱くなっているのがわかります。
天日干しを始めてから丸3日、かなり水分が抜けてきました。
まだ完全に乾燥してなくて、少しやわらかな状態です。
セミドライトマトはこれで出来上がりです。
\ 自家製セミドライトマト完成!/
天日干し3日間で完成です♪
ドライトマトの旨みは、元々トマトに含まれているグルタミン酸と、トマトを乾燥させることによって生じるグアニル酸というふたつの旨味成分によるもの。
生のトマトよりも旨みがぐんと増したドライトマトは、イタリアではお料理の隠し味としてもよく使われています。
もし真夏の天日干しシーズンを逃してしまっても大丈夫!
▼▽ 旨みが凝縮した 南イタリア産の天日干しドライトマトはこちらから購入できます。
原材料は、南イタリアの太陽と自然塩とトマトのみ
【たった1日の天日干しで完成】フルーティーな半生トマトの作り方
天気予報をチェックしてるんだけど、快晴が3日続く日がないよ
もし晴天が3日続く日がなくても大丈夫!
ギラギラ太陽が照りつける真夏日が1日だけでもあれば、朝からトマトを天日干しましょう。
天日干しの準備はセミドライトマトのときと同じ。
カットした面には、塩を少しふってね!
強烈な夏の日差しを浴び、夕方にはトマトの切り口表面の水分がかなり飛んでいるでしょう。
柔らかな半生トマトが出来上がります。
丸1日だけ天日干ししたトマトはこちら
たった1日の天日干しだけでは、旨み凝縮とまではいきません。
それでもトマトの甘みが濃縮され、まるでフルーツのような味わいになります。
真夏に丸1日だけ天日干しした半生トマトは・・・
- このままおやつのように食べたり、
- ビールのつまみにしたり、
- サラダに入れたり、、して食べるのがおすすめです。
甘いフルーツのような半生トマト。
子供も気に入ってパクパク食べていました♪
「日持ちがしない=市販もされていない」ことから、ある意味「半生トマト」はいちばんつくり甲斐があるのかもしれません。
セミドライトマトの使い道いろいろ
天日干ししてつくったセミドライトマトは、そのままで幅広くお料理に利用できます。
トマトの乾燥度合いによっては、お湯に浸してやわらかく戻してから使うといいです。
使い道はいろいろ。例えば・・・
- いつものパスタやサラダの具として入れたり
- お魚と一緒に似たり(旨みがでます!)
- 小さくカットして隠し味的に使ったり
パスタに
クスクスサラダに
自家製セミドライトマトを使って、ぜひいろんなレシピを試してみてくださいね。
赤いセミドライトマトは、彩り的にも映えるよね!
もし季節外にドライトマトをお料理につかいたいときは……
▼ こちらから 南イタリアの太陽をサンサンと浴びでできたドライトマトを購入できます。
セミドライトマトの2つの保存方法
おいしいので、あっという間に食べてしまうセミドライトマト。
それでももし沢山つくりすぎてしまった時のために、保存方法をふたつ紹介します。
① オリーブオイル漬けにする
よく知られているのは、好みのハーブ等と一緒にオリーブオイルに漬ける方法。
エキストラバージンオリーブオイルをセミドライトマトを入れた容器にたっぷり注ぎ、空気を抜きます。
上質オリーブオイルには抗酸化作用があるので、劣化(酸化)を遅らせる効果が期待できます。
使う度にトマトの上部にオリーブオイルでフタをするようにオイルを注ぎ、トマトが空気に触れないようにしてください。
そして必ず冷蔵庫で保存し、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
オリーブオイル漬けトマトは、そのままシンプルに田舎パン(フランスパンでもOK)の上にのせて食べてもおいしいです。
さいごに残ったオリーブオイルは、お料理に使えます。
② 冷凍する
もっと長期に保存したい場合は、セミドライトマトをジップロックに入れて冷凍してしまいましょう。
解凍したい時も、冷凍庫から使う分だけ出して10分もすれば、やわらかなトマトに戻るので便利です。
つくってから約2・3ヶ月で使い切るようにしてください。
今年は3回も天日干ししたので、わたしもセミドライトマトを冷凍したよ
天日干しでトマトの旨み凝縮!セミドライトマトをつくろう|まとめ
本記事では、夏の強い日差しを利用してつくるトマトの旨み濃縮「セミドライトマト」とフルーティーで甘い「半生トマト」について紹介しました。
わが家ではセミドライトマトの消費量がとても多く、真夏になるとトマトの天日干しが恒例行事になりつつあります。
あると便利な食材なので、ぜひつくってみてくださいね。
思ったよりカンタン!
夏になったらつくってみよう
おいしいセミドライトマトが出来ますように!
- 真夏にセミドライトマトをつくりそびれた
- 天日干しでつくったセミドライトマトがなくなってしまった
- 自分でつくるのは面倒だ
という人は、ネットショップでも 南イタリア・シチリア産の天日干しドライトマトを入手できますよ。
▼▽ 原材料は「南イタリアの太陽」「自然塩」「サンマルツァーノトマト」のみ!
イタリアのスーパーでも売られています